職場や面接で使える！マスクを着用しながらのコミュニケーションのポイント

新しい生活様式が定着しつつある今日、マスクを着用することが当たり前になりましたね。職場やお買い物、食事など、外出時はもちろん、あらゆる場面でマスク着用が必須になっています。オフィスでは着用がルール化されている場合もあるようです。また最近では、今までは着用しないことが多かった接客業でもマスクの着用が当たり前になりつつあります。
そこで今回はビジネスや面接で使える「マスクを着用していてもスムーズなコミュニケーションがとれるポイント」をご紹介します。少し意識するだけでも相手の印象を変えることがあるので、参考にしてみてくださいね。

■マスク着用の基本的なマナー

マスクは白い色のシンプルなものを選ぶのが基本です。色や柄がついたマスクを着用する場合には派手なものは避けるようにしましょう。洗って複数回使用できるマスクを着用する場合、汚れがないか事前に確認しましょう。しわが目立つ場合にはアイロンをかけるとよりきれいに見えます。
服や髪型と同じように、マスクも相手に不快感を与えないように配慮することが大切です。

また日常生活でマスクの着用が当たり前になってくると気になるのが、マスクを外すタイミングです。たとえば、飲食店であれば食べる直前にマスクを外すことが多いですが、ビジネスシーンや面接時ではどうでしょう。「マスクを着用したままでは失礼にあたるのかもしれない」「勝手にマスクを外していいのだろうか」と考えてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。営業先や面接など対面でのコミュニケーションの場合、必ず相手に「マスクを着用したままでもよろしいでしょうか？」と確認することが重要です。


＜ポイント＞
・面接時のマスク選びはシンプルな白のものベター。シーンや相手に与える印象を考えて選ぶようにしましょう。
・洗って複数回使用できるマスクの場合、きれいなものを着用しましょう。
・営業などのビジネスシーンではマスク着用について一言添えましょう。
・面接時に面接官からマスクに対して何も指示がない場合は確認しましょう。

■表情で感情を伝えましょう

マスクを着用していると顔の半分以上が隠れてしまい、相手に正確な感情が伝わらない場合もあります。

まず、少しでも表情が見えるように、髪はおでこや顔にかからないように整えておきましょう。
次に、マスクをしている分、表情が分かりにくいことを意識していつもより大きく表情をつくることが大切です。
特にマスクをしていても相手から見える「目と眉」は印象を形成する大切なポイントです。目がキョロキョロしていたり眉間にしわが寄らないように注意しましょう。


＜ポイント＞
・前髪がおでこや顔にかかると表情がわかりにくいので、なるべく髪が顔にかからないようにしましょう。
・マスクをしていてもしっかりと表情を作ることで視線や目元から印象が伝わります。
・目の印象が強くなるので目線がぶれないようにしましょう。

■相手に伝わる話し方を意識してみましょう

マスクを着けて話すと、どうしても声がこもってしまいます。そして相手の言葉も聞き取りづらく、お互いの伝えたいことが伝わらないということもしばしば…。
ビジネスシーンや面接では、マスクをしていない状態での話し方と意識を変えることが大切です。話し方を変えるのではなく意識をすることで、自然に相手に聞きやすい言葉になるはずです。スムーズな会話は双方にストレスを感じさせず、印象をよくすることもあります。

まず、声のボリュームは普段より少し大きめにするとよいでしょう。
話し方は、ゆっくり丁寧に言葉を発するように心がけましょう。口は大きく開けて、母音（ア・イ・ウ・エ・オ）を丁寧に発音すると聞き取りやすくなります。
また、会話のなかで「頷く」という動作も入れることで、伝わっている、ということを相手に示すことができます。自然な動作を取り入れることで円滑なコミュニケーションが可能になります。


＜ポイント＞
・声は普段より少し大きめに。
・言葉はゆっくりていねいに、滑舌よく 話すことを意識しましょう。
・言葉は母音（ア・イ・ウ・エ・オ）を丁寧に発音するとマスクで声がこもりにくくなります。
・唇の両サイド（口角）を上げる意識を持つと声がはっきりします。
・頷く動作なども入れると「伝わっている」ということを相手に示すことができます。

■最後に…

いかがでしょうか。少しの気遣いでご自身の印象をアップさせたり、円滑なコミュニケーションが可能になりますよ。マスクをしたままでも話し方や表情を意識するだけで相手に与える印象が変化します。ビジネスシーンや面接時には少し気を付けてみることをおすすめします。