夏の通勤やオフィスでの体調管理のポイント

春から夏への季節の変わり目は、1年間のなかでも体調管理が難しい季節です。大気も不安定な日が多く、暑い日と寒い日が繰り返されます。また1日の中でも最も寒暖差が大きいとも言われています。不安定な季節だからこそ、体調管理を意識して、仕事もプライベートも充実した日々を過ごしたいですね。そこで今回は、外気の気温から空調の効いた室温の温度差など、この時期ならではの気をつけたいポイントをご紹介いたします。

■夏の暑さ対策

夏が近づくと気温も徐々に上がり、常に暑さ対策が必要になります。外気の気温は都市部を中心に起こるヒートアイランド現象や盆地や内陸部などでは暑さがこもって最高気温を更新することが日常的となっています。また、夏場は日中の日差しが猛烈になります。直接日差しに当たらなくても、道路やビル等の照り返しによって、紫外線を受ける量も多くなります。

そこで活用したいのが、日差しから体を守る「紫外線対策アイテム」と暑さから体を守る「冷却アイテム」。帽子や日傘はもちろん、日焼け止めなどを塗って紫外線対策もしっかり行いましょう。また、暑さ対策としてハンディタイプの小型のファンや冷感タオルなどの冷却アイテム(熱冷却シートや保冷剤など)を必要に応じて携帯することをオススメします。

最近では天気予報と同じように、紫外線の量や熱中症予防に関する指数なども、テレビやスマホで手軽に検索できます。普段室内にいる時間が多い方や在宅勤務で外出する機会が少ない方は特に注意してみるようにしましょう。

~POINT~
・紫外線対策と暑さ対策を両方しましょう
・在宅勤務などで外出の機会が減っている人は暑さに体が慣れていない可能性もあるので要注意!

■室内の冷房対策

夏の体調管理で暑さと一緒に気をつけたいのが冷房対策です。自宅では一日中エアコンをつけているという方も多いと思います。自宅であればご自身の過ごしやすい温度に調整ができますが、オフィスや外出先ではなかなか設定温度を変更できません。

エアコンで涼しい部屋に長時間居なくてはいけない場合には、一枚羽織れる衣類を用意しておくことをおすすめします。カーディガンやサマーニットはもちろん、動くことが多い場合は腕が動かしやすいベストタイプもおすすめです。他にもスポーツウェアのような素材のものは、伸縮性に優れていて吸温性があるので、ご自身の体温に近く過ごしやすくなります。また洗濯してすぐに乾くので使いやすいです。その他にもオフィスであればひざ掛けなど衣類以外のものでも対応できますね。自室で過ごす場合にはエアコンの冷気だけに頼らず、扇風機や室内の空気の循環によって温度むらをなくし適度な室温で過ごすことも対策になりますよ。

日中の屋外では35度を超える猛暑日が年々増えており、冷房の効いた室内との温度差が大きいので要注意です。外でかいた汗をそのままにしておくと体が冷えやすいので、しっかり汗を拭きとることも忘れないようにしましょう。

~POINT~
・エアコンで体を冷やしすぎないよう、羽織れる衣類の準備を忘れずに
・エアコンの冷気だけでなく、空気の循環をよくして快適に過ごしましょう
・汗がエアコンで冷えて風邪をひかないように、こまめに拭きましょう

夏だからこそ心がけたいマスク対策!

今年の夏もマスクが手放せない生活が続きそうですね。マスクで口や鼻が覆われることで保温や保湿効果がある反面、あまり喉が渇かないことで、脱水症状の自覚がないケースが増えているそうです。また、マスクによって熱がこもり、脈が上がったり息苦しさによるめまいや頭痛などの原因にもなっています。

そのため、喉が渇いていなくてもこまめに水分補給は必要です。適度に塩分やミネラルが入った飲み物だと自然に体内へ吸収されます。しかし、カフェインや糖分の多い飲み物やアルコール飲料の過剰摂取は逆に脱水症状を引き起こしかねないので注意しましょう。

~POINT~
・マスクでのどが渇いていることに気づかないことも。こまめな水分補給を心がけましょう

内面から元気になって夏バテしない体つくりを心がけよう!

夏の暑さやエアコンでの冷え対策など、環境に合わせた行動をすることも大切ですが、夏バテしないような体作りは大切です。食事・睡眠・運動をバランスよく行いましょう。

【食事】
暑くなり、食欲がなくなるという方も多いかと思います。ですが体のリズムを整えるためにも一日三食同じ時間に食事をとるように心がけましょう。また冷たいものばかり食べてしまうと体も冷えてしまいます。温かい食べ物も食べるよう心がけましょう。

【睡眠】
日中より夜の方が涼しくなり、つい夜更かししてしまうことも多いですよね。起床・就寝時間や睡眠時間が変動すると体内時計のリズムの崩れてしまいます。毎日の早寝早起きを心がけて、一定以上の睡眠をとるようにしましょう。また、朝起きてすぐにお部屋のカーテンを開けて太陽の光を浴びるようにするとすっきりと目覚められますよ。

【運動】
コロナウイルスの影響により、今年の夏も自粛が求められることが予想されます。つい運動不足になってしまう方も多いかと思います。
ストレッチをしたり、適度な運動を取り入れて体力をつけることを心がけましょう。1日数分でも、継続して取り組むことが大切です。
※炎天下での過度な運動は危険なので避けましょう。

~POINT~
・適度な運動、睡眠、食事が健康の基本です。

■まとめ

いかがでしょうか。夏を乗り切るためには、体調管理は欠かせません。気温や室温などご自身では対応できないことは、事前準備で乗り切りましょう。また、暑さや寒さに負けない体作りもしておきましょう。マスクが欠かせない生活が続きそうですが、仕事もプライベートもアクティブなライフを過ごすために、ぜひ、心がけてみてください。

前のコラムはこちら「コロナ禍で見直したい♪仕事もプライベートの時間も充実させる方法」
URL:https://kyujin.imh-sol.co.jp/imh/column/A10527480208/CDcolumn_d.htm

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