プレッシャーに負けない！気持ちを切り替えて本来の力を発揮しよう

仕事をする中でプレッシャーを感じることは誰にでもあります。ある程度のプレッシャーは仕事に緊張感を与え、良いパフォーマンスにつながることもあります。しかしそのプレッシャーがストレスとなり、仕事以外でもモヤモヤした気持ちを抱えていては心も体も休まりません。
オンとオフと切り替えるためにも、気持ちを切り替え、自分を落ち着かせることが重要です。まずは自分と向き合って、プレッシャーを感じる場面の傾向、考えの癖などを探して、対処法を見つけましょう。きっと、ご自身の力を最大限に発揮できるようなヒントがあると思います。

～目次～

(1)　素の自分に向き合ってみよう
(2)　小さな成功を積み重ねよう
(3)　考え方を変えてみよう
(4)　自分なりのリラックス方法を身につけよう
(5)　まとめ

(1)　素の自分に向き合ってみよう

人によってプレッシャーを感じることや苦手な場面は異なります。まずは、自分自身はどんなときにプレッシャーを感じやすいのか？どんなときにストレスを感じることが多いか？など、ご自分の考え方や感じ方の傾向を整理してみましょう。自分を知ることからはじめましょう。

気持ちが不安定になる時の傾向を把握することで、対策や心構えができます。
ここではプレッシャーを感じてしまいやすい場面と対処法の例をご紹介します。

＜場面1　「時間が迫っているとき」＞
「早くやらなくては」「もし間に合わなかったらどうしよう」という焦りがストレスになります。
期日に余裕を持って、早めに取り組むよう意識をすることから始めましょう。

＜場面2　「大勢の前で発表するとき」＞
「上手くいかなかったらどうしよう」という気持ちが緊張感を生み出してしまいます。
この場合の多くは自信がないことから、不安な気持ちや緊張が高まることが多いです。事前の準備・練習をしっかりすることで、自分に自信を持たせましょう。

＜場面3　「ミスを報告するとき」＞
怒られてしまうかも、と考えると委縮してしまいます。
起きてしまったことは仕方がない、と割り切って落ち着いて報告することを心がけましょう。失敗は成功のモト、です。次からは同じ間違いを繰り返さないようにやり方を工夫しましょう。

どんな人でも心が不安定になることはありますので、ネガティブに考え込まないでくださいね。まずは、素の気持ちに向き合うことで、しっかりと自分を把握してみてください。

(2)　小さな成功を積み重ねよう

次にご自身の傾向を把握したところで、アクションを考えてみましょう。

具体的にはすぐに達成できるような小さな目標を掲げてみましょう。
行動の結果を「成功」「失敗」の二つで判断するのではなく、「今回はここまではうまくできた。次はここまで挑戦しよう。」と段階に分けて捉えるようにします。最初から大きな目標を設定してしまうと到達するまでが長くなりモチベーションを保つのが難しくなります。

例えば、人前で話すことが苦手な人がいきなりセミナー講師のようには話せません。まずは「今日はゆっくり話せた」「噛まずに話せた」という小さな目標を立て「実行できた」という成功体験を味わいましょう。一つできたらその先の課題に進むイメージです。上手くいかなくても一段階戻ったところから再スタートすればよいのです。焦る必要はありません。何度もやり直したことは確実に身につくからです。
ストレスを感じる場面を乗り越えるために、出来ることからはじめてみましょう。もし目標が思い浮かばないという場合は、成功するイメージをするだけで大丈夫です。

(3)　考え方を変えてみよう

「目標を立てても、なかなか達成できない」と感じる方もいらっしゃるかと思います。前項「(2)小さな成功を積み重ねよう」でも記載したように、段階的に成功していけば問題ありません。自分に厳しくなってはいませんか？少し考えを変えて「失敗したけどこれはできた！自分は成長している」と褒めるようにしましょう。
気持ちが前向きになれば新たな考えが浮かんだり、意外と物事はうまくいくものです。

(4)　自分なりのリラックス方法を身につけよう

もう一つ忘れてはいけないのが、自分なりのリラックス方法を見つけることです。プレッシャーやストレスを感じる(感じそうな)時にできる簡単なストレッチなどすることで、いつもの自分を取り戻すスイッチにしましょう。

＜リラックス方法の例＞
・体を動かす　or　休める
　深呼吸／ストレッチ／歩いてみる／仮眠をとる
・規則正しい生活で体をリセット
　決まった時間にご飯を食べる／しっかりと睡眠をとる
・その他
　目薬をさす／音楽を聴く／好きなものを食べる・飲む

リラックスする方法は人それぞれですが、仕事中でもすぐにできる簡単な方法を持っておくとよいでしょう。

(5)　まとめ

少し意識をするだけストレスの軽減や不安の改善につながるヒントがあったと思います。ちょっとした工夫で、心身ともに健康で有意義な毎日を送りたいですね。スポーツ選手が「左足から靴を履く」「試合の日にはこれを食べる」などの験を担ぐようにプレッシャーやストレスに打ち勝っていきましょう。