外国語を使える販売・接客はどんな仕事がある？英語以外に必要とされている言語は？

年々進む国際化により、日本にも多数の外国の方が訪れるようになっています。同時に、販売や接客の仕事では、外国人観光客に対応する機会が増えています。ここでは、語学力を活かして働きたいという人のために、語学力が活かせる販売・接客の仕事についてご案内します。

外国語を仕事に活かすにはどういった語学力が必要？

外国語を使いこなすには、インプットとしてのリスニング力とリーディング力、アウトプットとしてのスピーキング力とライティング力が必要です。販売や接客の仕事で外国語を使う場合には、少なくとも日常会話が不自由なくできなければなりませんから、特にリスニング力とスピーキング力が大切になってきます。

外国人のお客さまに質問をされたとき、何を話しているのかどうかを正確に把握するにはリスニング力が必要ですし、商品やサービスの特徴などを説明する場面ではスピーキング力が求められます。

語学力を仕事に活かせるのはどこの言語？

語学力を仕事に活かすとなると、英語ができなければならないと考える人が多いと思います。ネイティブでなくても英語が話せる外国人は多いですから、英語ができればコミュニケーションできる場面は格段に広がるからでしょう。

販売・接客の仕事では中国語ができる人の需要も高まっています。近年、日本には多数の中国人観光客が訪れ、ショッピングを楽しんでいます。その影響で中国語が堪能なスタッフを求めているお店も増えているからです。

語学力を活かせる仕事とは

語学力が活かせる販売・接客の仕事のなかから、代表的なものを3つご紹介します。

■　インフォメーションスタッフ

百貨店の入口付近などにあるインフォメーションカウンターで、来店するお客さまの問い合わせの対応をする仕事になります。百貨店を訪れる外国人観光客は、案内が必要なことが多いため、インフォメーションスタッフにも語学力が要求されます。

■　アパレルショップなどの店舗スタッフ

店舗で販売を行うスタッフも、外国人観光客に対応しなければならない場面が増えています。そのため、お客さまの質問に答えたり、商品の特徴を説明したりすることができる語学力が必要です。

■　免税店での接客や販売

免税店を訪れるのは、ほとんどが外国人観光客ですから、語学力は必須と言えます。最初は自信がない人でも、免税店で勤務しているうちに、語学力が必然的にアップしていくはずです。

語学力が活かせる仕事が多い地域はどこ？

日本で外国人観光客が多く訪れているのは、関東地域だと言えます。関東地域の観光スポットや成田空港周辺、テーマパーク、アウトレットモールなどの大型商業施設などで、語学力が活かせる求人があります。

そのほかに外国人観光客が多く見られるのが、関西地区です。特に、京都には外国の方が多く訪れますから、外国語が話せるスタッフの需要があります。関西地区では、そのほかに、関西空港周辺やテーマパークにも語学力が活かせる求人があります。

販売・接客では、語学力が必要な仕事がたくさんありますから、外国語が得意な人は仕事を見付けるチャンスも多くあります。これから外国語を勉強したい人や、外国の文化に興味がある人にとっても、魅力的な求人が多くなっています。働きながら外国語を身に付けて、さらなるキャリアアップにつなげましょう。