レジのお仕事は難しい? 接客のコツとは

レジのお仕事は、スーパーやショッピングモール、百貨店などの食品売場に欠かせない大切な業務のひとつ。
みなさまのなかには、ご自身がお買いものに行った場所で、テキパキとレジ打ちをしているシーンを目にして、「私もレジのお仕事をやってみようかな」と考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、レジのお仕事に役立つ『接客のコツ』を解説したいと思います。

明るい笑顔とあいさつを忘れない

レジには、性別年代を問わずたくさんのお客さまがいらっしゃいます。
会計を始める前には必ず「いらっしゃいませ。こんにちは!」と、笑顔であいさつをします。
このとき、どんなに忙しくてもきちんとお客さまの目を見て、その方に聞こえる声で行いましょう。
また、お会計が終わったときには「ありがとうございました。またどうぞお越しくださいませ!」と笑顔でお伝えします。
「いらっしゃいませ」という言葉には『ご来店いただいた感謝の気持ち』を、「ありがとうございました」というあいさつには『またお会いできるのを楽しみにしております』という思いを込めて伝えることが大切です。

行動はテキパキと

繁忙と閑散を問わず、レジ打ち作業はテキパキと行います。
もちろん、商品はていねいに取り扱わなければいけませんが、テキパキと動くことで会計がスピーディに進行し、お客さまが受ける印象度も高めることができます。
夕方の繁忙時などはとくに待ち時間が長くなる場合もありますが、レジ担当者の迅速な動きにより、並んでいるお客さまもイライラすることなくお待ちいただけるという相乗効果につながります。

レジ操作は正確に

レジの操作方法は商業施設によって異なりますが、実際に業務を行う前に研修を受けることができます。
勤務先にもよりますが研修では、基本的な接客マニュアルを学んだり会計時のシミュレーションを行い、レジの操作手順を学んでいきます。
入店からしばらくの期間はお客さまがお買いあげになった商品の袋詰めを担当し、慣れてからレジ操作に携わるといったシステムを取り入れているところもたくさんあります。
また、近年のレジでは『練習モード』が備わっている機器もあるので、お客さまが少ない時間帯を利用してトレーニングを重ねることもおすすめです。

バーコードの場所を把握する

最近のレジではバーコードをスキャンするタイプが増えてきています。そのため、各商品のバーコードの位置を把握することでレジ操作もスムーズになります。
バーコードの位置は経験を積むなかで自然と覚えることができるので、日ごろから気にして見ておくだけでも覚えやすくなります。

割引きシールを見逃さない

食品売場では、商品の製造日時や時間帯によって割引きシールが貼られることがあります。
割引きシールは、商品の表側とバーコードの両方に添付しているお店と表側のみに貼るところがあるため、バーコードにシールが貼られていない場合も必ず確認しましょう。

肉や魚はビニール袋に

肉や魚といった汁もれの可能性がある生もの、ナスやキュウリなどパック詰めされていない野菜・果物類は、売場によっては会計と同時にビニール袋に入れていきます。
そして、牛乳や飲みものなど重さのある商品があるときには重いものからカゴに移し、生もの・玉子・パンといった破損の恐れがある商品は最後に置いていきます。

飲み物は横にしない・お客さまの手前側に

牛乳やペットボトルは、縦にした状態でカゴに移します。
これは、お客さまが袋に詰める際に重い商品から収納しやすくするためです。
また、飲みものなどの重い商品は、お客さまがカゴを持つときに手前側にくるようにします。
重心が手前にあることで、カゴを抱えたときに体で支えやすくなり、荷物台まで運ぶときも楽になります。
※カゴへの移し方など店舗ごとに違いがあるので、研修でしっかりチェックしておきましょう。

会計もれがないかを確認する

調味料やお菓子などの小さな商品は、カゴの隅にあると見落としてしまう可能性があるため、合計金額を伝える前にカゴ全体を確認しましょう。

商品の陳列場所を把握する

会計時にバーコードが読み取れなかったり価格がわからない場合、または商品が破損している場合などは、会計の途中に新しい商品を取りに行くことがあります。
商品の配置や陳列場所は、大まかにでも把握しておくようにしましょう。

ハウスカードやポイントカードの有無を確認する

お客さまの多くは、お買いもののポイントが加算されることを楽しみにしています。
商業施設で発行しているハウスカードやポイントカードの有無は、レジの『会計キー』を押す前に必ず確認してください。

預かり金額は口頭で確かめる

最近では、お預かりした現金を機械に投入すると自動的に釣り銭が出るタイプもありますが、お預かりした金額は必ず声に出して伝えながらお客さまにも確認していただきましょう。

最後に

レジのお仕事は操作に不安を感じる方や難しそうと思う方も多いかもしれませんが、最初から単独で業務に就くことはありません。
あらかじめレクチャーを受けたり、先輩スタッフにサポートしてもらいながら、少しずつ慣れていく研修システムが導入されています。
ご来店いただいたお客さまには自分が担当するレジを選んでいただけるように、『おもてなしの心』で対応してくださいね。

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