ブランクがあっても大丈夫!強みが伝わる履歴書の書き方

もうすぐ2020年。出産・育児や介護などでお仕事をお休みしていたけれど、そろそろまた働きたいな、と考えている方もいらっしゃるかもしれません。また、春から心機一転、新しいお仕事を始めたいとお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか? 
久しぶりにお仕事に応募する際、履歴書や職務経歴書での過去の経歴の記載方法に迷うこともありますよね。今回は自分の強みが伝わる、履歴書や職務経歴書の書き方をお教えします!

Q 経験がない職種に応募するのが少し不安です。まず何からすればいいのでしょうか?

A お仕事を探すときに過去の経験にとらわれず、新たなジャンルに挑戦することはよくあるケースですね。履歴書を書く際や面接前の準備では、今の自分のスキルを整理して把握しておくことが大切です。例えば事務職の場合、パソコンのスキルが必要とされることが多いので、自分のパソコンのスキルを確認することから始めましょう。 
「仕事やプライベートでWordやExcel、PowerPointなど、事務職でよく使用されるソフトウエアを使用したことがあるか」「具体的にどんな作業が可能か(表が作成できる・関数が使用できるなど)」「パソコンの入力速度はどの程度か」などが挙げられます。 
接客やサービス業界に初めて応募する際には、流行や業界の大きなイベントなどを知っておくことも大切です。志望動機に実際に売り場やイベントに行き、自分が感じたことなどエピソードを交えて記載するのもよいと思います。その際に「自分の強みを活かしてこんな働きが出来る」という具体的なイメージを伝えられるとさらに好印象です。スキルや経験がなくても、志望する会社にどのように貢献できるのかを具体的にアピールしましょう。

Q 履歴書に記載できる資格がありません。空白で提出してはだめでしょうか?

A 資格を持っていない場合には空白でも構いません。しかし趣味程度の資格でも、自然な会話のなかでご自身をアピールできる場面もあるかもしれません。関係ないと思う資格でも記載しておきましょう。 
また現在記載できる資格を持っていない場合にも、お仕事をしながら通信講座を受講したり、資格取得を目指す方は多くいらっしゃいます。働き方の多様性により、自分の時間を作ることや勤務時間を相談できる会社も少なくありません。会社によっては資金補助など資格の取得をバックアップしてくれる制度があるケースもあります。 
面接時にはお仕事で役立てることが出来そうな資格を取得する予定があれば伝えておくとよいでしょう。

Q 過去の経験職種や業務内容をどこまで伝えれば良いでしょうか?

A 家庭に入って働いていない期間のある方、介護やご家庭の事情でお仕事から離れている方。さまざまな状況があると思います。 
基本的に面接官は、履歴書に記載のある内容をもとに質問します。言い方を変えれば、履歴書に記載された内容以外は伝える機会が減ってしまいます。そのため特にアピールしたい経歴を中心に、書いておくことをおすすめします。 
また、お仕事をしていない期間にどんなことをしていたのかを素直に話すといいと思います。例えば社会とのつながりで経験になったこと。また生活のなかでスキルが身についたことを面接官にしっかり伝えるとあなたの魅力をアピールすることにつながります。ブランクの期間で採用結果が変わることはないでしょう。それよりも採用担当者はあなたがどんな人で、どんな仕事をしていきたいのか、何ができるのかを知りたいはずです。

Q 短期間のお仕事の経験が多い場合は、履歴書にどこまで書けばいいのでしょうか?

A 様々な事情で複数の会社に勤めるケースはよくあります。また一つの会社でも異動が多く、いろいろな配属先や職種を経験した方や、派遣会社に登録していろいろな企業でお仕事をされた方もいらっしゃるかと思います。 
履歴書には勤務した会社名の記載だけでも構いませんが、この場合は併せて職務経歴書も作成するといいと思います。職種や業務内容は箇条書きでしっかりポイントをしぼって書くことが重要です。特に応募した会社に近いような業界や職務、役立てることが出来そうな経験はしっかり記載しましょう。また、あまり関係のないお仕事は企業名と大まかな業務を記載して詳細は省略しても問題ありません。面接官に何を伝えたいのかしっかり整理しておくことが重要です。 
また短期間でお仕事を辞めていても、明確な理由を伝えることができれば大丈夫です。「なぜ辞めたのか」や「何を学んだのか」などを自分の言葉でまとめて、伝えることが大切です。

Q 転職回数が多い場合、履歴書にはどこまで書けばよいのでしょうか?

A アルバイトをはじめ、短期の仕事についていた場合はすべてを記載する必要はありません。しかしその間のブランクについては説明を求められる場合も少なくはありません。転職回数が多い場合は職務経歴書に職務内容ごとにまとめ、その職務の中での実績、身に着けたスキルなどを、記載していく方法もよいでしょう。転職回数の多さではなく、これまでのキャリアで身につけてきたスキルをアピールすることができるはずです。それと同時に転職が多くなった理由を志望動機や自己PRに記載することも大切です。転職回数が多いとネガティブなイメージを持たれがちですが様々な業種・業界を経験してきたことは強みにもなりえます。履歴書・職務経歴書の中でしっかり記載していきましょう。

■まとめ

履歴書、職務経歴書を作成することは自身と向き合い、スキルの棚卸しをする機会ともなります。自分で弱みと思っていたことも見方を変えれば強みにつながりますよ。 
また、面接を受ける際に不安に感じることは担当者にしっかり確認することも重要です。 
ぜひ、過去の経験だけにとらわれることなく、お仕事以外の経験なども魅力的にアピールできるように準備をしてから面接に臨んでみてください。

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