採用者に選ばれるエントリーシートとは?最低限押さえておきたい書き方のポイント

仕事に応募する場合、履歴書のほかにエントリーシートが必要になるケースが多くなっています。そこで今回はエントリーシートを書くときのコツについてご紹介したいと思います。

エントリーシートとは?

エントリーシートとは、採用する企業が書類選考をするための材料として応募者に提出を求める書類です。

企業がエントリーシートを利用する最大の理由は、企業が知りたい応募者の情報を同じフォーマットで整理できることです。そうすることで、選考がスムーズになるからです。履歴書ですと、市販のものは情報が少なく、応募者のオリジナルフォーマットのものだとほかの応募者と比較しにくいということから多くの企業でエントリーシートが利用される傾向にあります。

エントリーシートの重要性

第一関門となる書類選考はエントリーシートの評価で決定されます。エントリーシートの記載内容によって「この方に直接会ってみたい」と思わせることができなければ、次の選考に進むことはできません。よって、エントリーシートの作成には全力を注がなければいけません。

最低限、誤字脱字をしない、手書きであれば丁寧に書く、読み手を意識した分かりやすい文章で書くといったことは気をつけましょう。もちろん、すべての設問に回答を書かなければいけません。ひとつでも空欄があると、それだけで不採用になることも多いようです。

エントリーシートを書くときのコツ

エントリーシートを書くときに注意すべきポイントを、よくある設問項目別にご紹介したいと思います。

■ 自己PR

自己PRを書く際には、PRしたいポイントを冒頭で簡潔に書くことが大切です。コツとしては、それを裏付ける具体的なエピソードも紹介することです。なぜならエピソードによるリアリティがなければ、そのPRポイントを企業は信用することができないからです。

■ 実績、経験

過去の職務実績や経験については、その成果を客観的に判断できる指標で紹介しなければなりません。具体的には、その実績や経験にリアリティをもたせるために、自分が商品を売り上げた金額など、数字を盛り込むことです。

■ 志望動機や入社後の展望

志望動機については、その会社だからこそ達成できる自分自身の仕事の目標を明確に書くことが大切です。そして、自己PRと同様に、具体的なエピソードを用いて、なぜその目標設定に至ったかも書きましょう。肝心なことは、その目標がその会社だからこそ達成できるというロジックでまとめておくことです。入社後の展望についても志望動機と同様に、その展望が生まれた背景を具体的なエピソードを交えて書くことが大切です。

エントリーシートを送るときのメールや封書の書き方

エントリーシートを送る場合、メールであっても封書であっても注意しなければいけないのが誤字脱字です。また、送り先の宛名についても個人であれば「様」、部署や窓口であれば「御中」といったように敬称の使い分けが必要になりますので注意しましょう。

メールで送る場合は、件名には「エントリーシート送付」と記載しておくことで何のメールなのかを明確にしておくことが大切です。また、メールであっても「あいさつ文」や「丁寧な締めの文」をきちんと入れておくことも必要です。そして、相手先の営業時間にメールを配信する、添付する応募書類はPDFに変換するといった配慮もしておいたほうが良いでしょう。

封書で送る場合は、封書のルールに従って宛名や送り主を記載しなければなりません。そして、原則「縦書き」で、数字は漢数字で記載し、住所は短縮せずに正式なものを記載しましょう。表面の左側に「エントリーシート在中」と記載しておくことも忘れてはいけません。ただ、メールや封書の記載については企業側が指定している場合もあるので、指定されている場合はその方式を順守してください。

エントリーシートは採用合否に関わる重要な書類です。前述の内容を参考に、自分自身の魅力が最大限に伝わるように作成しましょう。

※エントリーシートの応募、受付は企業により異なりますので、応募の際に確認しましょう。

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