事務職からキャリアアップってできるの?具体的な方法を解説します

一般事務職だとほかの職種へのキャリアアップは難しいとお考えの方が多いようです。しかし、実際には一般事務職からほかの職種へキャリアアップしているケースは少なくありません。そこで今回は一般事務職で身に付けることができるスキルや、キャリアアップ可能な職種をご紹介します。

一般事務職で身に付けることができるスキル

一般事務職で身に付けることができるスキルは多くありますが、今回はその一部を紹介いたします。

■ 電話応対で身に付くスキル

一般事務職の仕事のうち、電話応対は大きなウエイトを占めます。この電話応対で身に付くスキルは「コミュニケーションスキル」や「臨機応変に対応するスキル」などがあげられます。相手の顔が見えない中で、お客さまと担当者をただ単に取り次ぐだけでなく、お客さまの状況を把握して的確に対応したり、お客さま、または担当者双方に起こる予期せぬ事態にも慌てずに最善の対応をすることによって、これらのスキルは確実に身に付いていきます。

■ 数字の管理や資料作成で身に付くスキル

数字の管理や資料作成をする仕事は、パソコンのアプリケーションを取り扱うスキル(特にワードやエクセルなど事務系OAソフトでの基本的なPC操作)が確実に身に付きます。また、単純に管理、作成するだけでなく、数字から現状を把握したり、将来を予測したりすることを心がけることで「分析スキル」が養えますし、説得力のある資料を追求することで、情報処理能力やプレゼンテーション用の「資料作成スキル」が養えます。

■ スケジュール調整等の業務で身に付くスキル

社内の関係各部門や社外の関係者とのスケジュール調整などは、一般的な「管理スキル」を身に付けることができます。さまざまなスケジュールを考えながら、関連する部署、担当者、取引先への連絡、交通チケットや打ち合わせをするためのお店などを手配する業務は、どんな職種でも応用できる管理スキルを磨くことにつながります。

具体的なキャリアアップ先とは

上記で紹介した3つのスキルを身に付け、キャリアアップできる代表的な職種をご紹介します。

■ 営業

営業の仕事はモノやサービスを売るということ以上に「顧客ニーズを把握して、それに応える」ことが大切だと言われています。つまりお客さまと円滑なコミュニケーションができ、相手のニーズに合わせた行動やサービスの提供ができるかが大切です。よって「コミュニケーションスキル」や「臨機応変に対応するスキル」を身に付けることで、営業職へのキャリアアップへの道が開けるのです。

■ 経理

経理の仕事は帳簿をつけたり、お金を出納したりするだけが仕事ではありません。会社の経営状況を「数字」の面から的確に把握し、次に打つ手を経営陣に提言することも重要な仕事のひとつです。
よってさまざまな数字から、事態を把握し、将来を予測できる「分析スキル」や、経営陣に的確なプレゼンテーションができる「資料作成スキル」を事務職で身に付けることで、経理の職種へのキャリアアップが可能になります。

■ 秘書

秘書の仕事は経営陣や会社の幹部に仕える重要な仕事であり、彼らのスケジュールを管理したり、取引先の担当者とコミュニケーションをとったりとその業務は多岐にわたります。よって事務職で培った「管理スキル」「コミュニケーションスキル」「臨機応変に対応するスキル」などは秘書という職種でも活かせるでしょう。

このように事務職はさまざまな職種へのキャリアアップへとつながります。一般事務職として働き続け、スキルを磨いていくことも魅力的なキャリア設計ですが、ほかの職種にも興味をお持ちの方は、この記事の内容を参考にしてみてください。

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