【これを読めば安心】接客業の基本で学ぶマナーと身だしなみマニュアル

接客業は求人が多い職種の一つです。そこで今回は接客業につく際に必要な接客マナーについてご案内します。

接客の心構え

接客業はお客さまとあなたが働く会社の接点となる仕事です。その仕事には大切な心構えが2つあります。ひとつは「お客さまをお迎えする」という意識を強く持つこと、そしてもうひとつは「お客さまに敬意を払う」ということです。

身だしなみ

接客業における身だしなみで最も大切なのは「お客さまを不快にさせない」ということです。不潔であったり、だらしない身なりであったりするのは論外ですが、ファッショナブルな服装や高価なアクセサリーなどは人によっては不快と感じることがあるので注意が必要です。基本的には清潔で全体の調和がとれていれば大丈夫でしょう。以下、項目別に注意点をまとめました。

■ 髪の毛

フケや寝癖はもちろん、長すぎてもNGです。お辞儀した際に顔にかからない程度にまとめておきましょう。

■ メイク

ノーメイクも良くありませんが、派手だったり濃かったりする化粧も好ましくありません。仕事の邪魔になるようなアクセサリー、きつすぎる香水も避けましょう。

■ 服装

服装は露出度が高かったり、派手なデザイン、色合いだったりするのは当然ダメですが、汚れやシワがあるのもNGです。靴の磨き忘れやストッキングが伝線していないかも常にチェックしておきましょう。

言葉遣い

接客業における言葉遣いのポイントは敬語をきちんと使い分けることです。敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があり、それぞれを状況に応じて使い分けることが必要です。よくある間違いは、自分や身内の行動を伝えるときに謙譲語でなく尊敬語を使ってしまったり、丁寧語と尊敬語を重ねてしまったり、丁寧な言い回しにしているだけで適切な敬語を使えていないケースがあります。学校教育だけではなかなか身に付かないので、マニュアル本などで1度しっかりと勉強しておくことが大切です。

立ち居振る舞い

立ち居振る舞いも接客業では重要なポイントになります。具体的には姿勢やお辞儀の仕方、目線や距離感といったことへの注意が必要になります。
良い姿勢を保つためには、背筋を伸ばし、指先もまっすぐ伸ばして、両足もきちんとそろえておくことが大切です。状況に応じて、15度(会釈)、30度(敬礼)、45度(最敬礼)とお辞儀の角度を変える必要があります。また、目線は常に相手に向けつつも、視線を合わせるタイミングにも気を配らなければいけません。そして、お客さまと接する際の距離も大切なポイントです。近すぎても遠すぎてもいけません。その場に応じた適切な距離感を保つように心がけましょう。

ホスピタリティ

ホスピタリティとはお客さまに対する「思いやり」や「心からのおもてなし」という意味です。接客業において一番大切だと言われています。具体的には、お客さまに「また来たい、また会いたい」と思ってもらえるような「おもてなし」、「気配り」、「心遣い」がきちんとできているかどうかということ。お客さまに心から喜んでもらえるような行動を心がける必要があります。


接客業は、単に商品やサービスを提供するのでなく、常にお客さまの立場にたって、どうしたらお客さまにご満足いただけるのか、喜んでいただけるのかを考えてコミュニケーションする仕事です。円滑かつ気持ち良いコミュニケーションをとるために必要なのが今回ご紹介した接客マナーです。接客業を始める際にはぜひおぼえておいてください。

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