動画面接の不安なポイントを解決!押さえておくべきポイントを解説します

■来社なしで面談できる?!

ここ数年、採用面接で導入が進んでいる「動画面接」。みなさまも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?しかし、そもそも動画面接とはどのようなシステムで行われるのでしょうか?動画面接は面接先の会社に出向かなくていい反面、気を付けるポイントもあります。今回は動画面接のポイントを丁寧に解説します。

■動画面接の時代突入?

これまでの面接と言えば志望の会社に赴き、履歴書を渡して対面で行うのが一般的でした。しかし、今やインターネットやスマートフォンの普及により、いつでも、どこでも、手軽にお仕事を探すことができる時代になっています。それに伴い、履歴書もPDFや写真で送信したり、手書きせずにウェブページに入力して登録するなど、気軽に応募できるようになりました。求職者の利便性を考えたお仕事探し・応募が主流になっている今、時間と場所を指定される対面での面接ではなく、動画での手軽な面接を導入する企業が増えてきています。また採用する担当者にとっても、面接の時間や場所の準備が不要とあって注目されています。

■動画面談を受ける前の準備

【環境の準備】
<場所>
まずは動画を撮影する場所を確認します。背景がなるべくシンプルな場所選びましょう。これは応募者の印象をしっかり伝えることに繋がります。もしシンプルな背景を見つけることが難しい場合は、カーテンを閉めたり大きな布で覆うことで対応ができます。また、静かな環境が好ましいので窓が開いていたり何かの音がもれていないかも注意しましょう。

★チェックリスト
□背景に余計なものが写っていないか?
□余計な音が鳴らない静かな場所か?(タイマーなどが鳴らないかも確認)


<照明>
基本的には表情がしっかりと確認できる明るさであれば問題ありません。
しかし初めて動画面接を受ける際は明るすぎる?暗すぎる?と何かと不安になってしまいますよね。そんなときにはスマートフォンやパソコンの撮影モードを確認することをオススメします。太陽光と室内灯では映り方が異なり、室内灯でも、蛍光灯とLEDでも印象がかなり異なります。もし顔色の映りが暗かったり青白くなる場合は、明るさ機能で微調整する必要もあります。また反対にあまり大きな調整は不自然になるので注意が必要です。

★チェックリスト
□明るすぎず、暗すぎず、表情はきちんと見えるか?
□録画モードは撮影場所に合っているか?


<カメラの設定>
カメラの位置などの設定方法は異なります。事前の説明をしっかり読んで、決まった方法で撮影しましょう。カメラの角度は視線と同じ高さから少し上げたくらいがベスト。あまり低いアングルだと声がこもってしまい、聞き取りにくくなったり、自信がないように見えてしまいます。逆にアングルが高すぎる場合、上目遣いのように見えてしまい、目つきが鋭くなってしまうこともあるので要注意です。

★チェックリスト
□既定のカメラ設定になっているか
□カメラの高さと目線の高さは一致しているか?



【最終確認】
<視線>
対面面接ではない動画面接での一番の悩みが視線とも言われています。録画した動画を確認してみるとキョロキョロと目線が定まらない、ということが多くあります。その原因は自分がどのように映っているのか?などの不自然な視線や不安な表情が出てしまっていることが多いのです。動画での面接だからと言って気にしすぎることはありません。普段の面接のように面接官と目を合わせる感覚で自然にカメラを見てリラックスして臨みましょう。また準備をしっかり行うことでゆとりができ、緊張しすぎず自然な表情で面接に臨めますよ。

★チェックリスト
□表情はこわばっていないか?
□目が泳いでいないか?


<身だしなみ>
身だしなみは直接面談に行くときと同様の心がけが必要です。服装はスーツやオフィスカジュアルなど職場で着るイメージを持つとよいでしょう。また、カジュアルな服装でも問題ない場合もありますが、面接を受けているという意識が伝わるような清潔感のある服装が好ましいですね。髪型はしっかり整えて、顔にかからないことやシンプルメイクを意識しましょう。

★チェックリスト
□清潔感のある服装か?
□顔に髪がかかっていないか?
□化粧が濃すぎないか?


<心の準備>
心の準備で必要なことは、志望動機や過去の職種経験、自分の長所や自己PRなど、質問されるであろう内容を準備することです。どうしても緊張して頭が真っ白になってしまう、という方はカンペを準備しても大丈夫です。面談中にカンペを見ても、しっかりとした返答ができるほうが好印象です。無理して焦ることのないように心の準備もしっかり行いましょう。

★チェックリスト
□面接で伝えたいことはしっかりまとめられているか?

■本番の撮影

準備が整い、いよいよ動画面接!せっかく撮影環境に気を付けて撮影しても、話し方で印象も変わってしまいます。声のトーンや話すスピードも注意してみましょう。また本番の撮影の前にはテスト撮影をしてから環境に問題がないか確認しましょう。
ここからは、「録画面接」 と「リアルタイムの動画面接」の2つに分けて解説します。

<録画面接の場合>
録画面接は指定の質問に回答した動画を採用担当者に共有するパターンです。24時間いつでも録画可能な点や撮り直しが可能な点が利点です。
録画機能を使った選考は、あらかじめ決められている質問に対して答えるのが一般的です。志望動機やアピールポイントなどいわゆる基本的な質問が多い。しかし、中には志望職種に関する知識などを聞かれる場合もあります。準備していても緊張して上手く話せない、ということもありますよね。動画面接の利点として、撮り直しが可能なところがあります。しっかりと準備をして、伝えたいことを整理して再度録画してもOKです。ただし、取り直し回数などもカウントされる場合もあるので気を付けましょう。

★チェックリスト
□言いたいことはしっかりと伝わっているか?撮り直しの必要はないか?


<リアルタイムの動画面接の場合>
リアルタイムの動画面接は、面接担当者と時間を設定し、テレビ電話のような形で面接をするパターンです。面接地まで行かなくていいので、気軽に面接を受けることができます。リアルタイムで行う動画面接は、対面での面接と何も変わらない気持ちで臨みましょう。面接担当者も対面での面接のように、緊張を和らげてくれたり、世間話から面接に入ることも多いようです。また対面での面接と同様に、面接担当者の話にしっかりと返事をしたり、メモをとったりすることを忘れずに。またわからないことがあればしっかり質問をすることも大切です。

★チェックリスト
□対面での面接のように傾聴姿勢ができているか?

■まとめ

動画面接だからと言って緊張せずに平常心でカメラの前に向かうことがポイントです。そのためには、事前の準備や志望動機などをしっかり整理しておくことが重要。しっかりと準備を行っていれば、便利な面接方法です。「やったことがないから…」「パソコンやスマートフォンの操作に慣れていないから…」と敬遠せずに、ぜひ活用してみてくださいね。

※企業やお仕事により、動画面接したあとの流れは異なります。「動画面接OK」のお仕事をエントリーする際には確認しましょう!

PAGE TOP