三越伊勢丹レジ教育担当者が教える!ワンランク上のかご詰め・袋詰めをするコツ

最近は、自分でバーコードをスキャンするセルフレジや、お会計のみ自分で行うセミセルフレジなどが導入されていますね。
今回は三越伊勢丹の食品フロアレジの教育係のTさんに、今日から使えるワンランク上のかご詰め・袋詰めのコツを聞いていきましょう。レジのお仕事をされている方も、セルフレジで商品をかご詰め・袋詰めされる方も必見のコラムです!

Q.商品をスキャンしてかごに詰める際、きれいに詰められません。

A.「基本的には商品は横にして、重くて四角い形状の商品から積んでいきます。パズルゲームと思うといいですね。なるべくかごの中身を平にしながら商品を積み上げていきましょう。
商品をスキャンする順番は、基本的には重い商品からがよいですが、大抵、お客さまのかごは軽いものが上に乗っています。だからといって商品を掘り出す必要はありません。見えている範囲で重そうな商品からスキャンしていきましょう。パンや玉子、袋菓子などつぶれやすいものはスキャンしてからかごの隅の方に置き、商品が積みあがってきたら上の方に置くようにしましょう。
お弁当やお刺身の盛り合わせのスキャンには要注意。バーコードは商品の側面についていることが多いので、スキャンに集中しすぎると中身が傾いてしまうことがあります。盛り付けが崩れないよう商品をよく見ながらスキャンしましょう。」

Q.商品をきれいに袋に詰めるコツはありますか?

A.「かご詰めと同じように、袋詰めもパズルゲームのように組み合わせ、重い商品からブロックのように積んでいきます。
また水が出るもの(豆腐や肉・魚など)は小さいビニールの袋に包みましょう。もちろん斜めにならないよう、水平に入れます。
ネギやゴボウといった細長い商品は四隅に最後に入れます。こうすることで、お家で言う柱になり、袋全体が安定します。」

Q.暑い夏に気を付けることはありますか?

A「保冷材や氷をつけ忘れることがないようにしましょう。この時に保冷剤をお刺身などにぴったりとつけてしまうと商品が冷えすぎてしまいます。安定するように袋詰めすることも大事ですが、おいしく召し上がっていただくことも大切です。
こういった場合にはパックの下の面につけることで保冷剤が直接商品に触れることを避けます。また、ショーレックスと一緒に巻き込むように保冷剤をつけることで、冷やしすぎを防ぐとともに、保冷剤が袋の中で動きにくくなります。保冷剤を包むとブ商品がひとつのロックのようになり、詰めやすくなりますし、おすすめです。」

Q.袋詰めする際に、特に注意が必要な食品はありますか?

A「フルーツは潰れやすく、衝撃が加わると色も変わりそこから傷んでしまう繊細な商品が多いです。なるべく上の方に置くことはもちろん、袋詰めの際には周辺の商品にも注意が必要です。例えばカレーなどのレトルト商品が入ったパウチや豆腐や玉子のパックは、角が尖っていて他の商品を傷つける可能性があります。傷が付きやすい商品から遠ざけて詰めたり、場合によっては袋を分けたりすることも検討しますね。」

いかがでしたか?
意外と難しい袋詰め、カゴ詰め。考えずに入れるとせっかくの商品が傷ついてしまう場合もあります。
かといって、きれいに入れることを意識しすぎると時間がかかってお客さまをお待たせしまいますよね。

何事も慣れが肝心です。今日のQ&Aを参考に自分なりのやり方を見つけて日々お買い物や仕事に役立ててくださいね。

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URL:https://kyujin.imh-sol.co.jp/imh/column/A10913818241/CDcolumn_d.htm

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