今意識しておきたい「仕事で活かせるヒューマンスキル」

2020年を振り返ると新型コロナウイルスの影響により、変動が大きな1年となりました。マスクの着用や手洗いのアルコール消毒の推奨などに加えて、人との距離をとる三密対策など、ライフスタイルも大きく変わりました。また、仕事や職場でもリモートワークやオンライン会議など、これまでの環境とは異なる働き方となっています。
そこで今回は、コロナ禍から見えてきた、ニューノーマルな働き方で必要とされる、ヒューマンスキルについてご紹介いたします。

■オンラインでの会話での対話術

新型コロナウイルス感染症対策として対面でのコミュニケーションが減る一方で、オンライン会議やリモートでのコミュニケーションが飛躍的に進み、大きく働き方が変わりました。
例えばリモート会議では、画面を通してのコミュニケーションなので、相手の表情や受け止め方などがはっきりわからず、自分が話していても本当に伝わっているのか?また、賛同を得られているのか?など不安を感じるケースもあります。また、聞く側も話の論点がどこにあって何を伝えたいのかわからないというジレンマになることも少なくありません。そこで、リモート会議などで心がけたいコミュニケーション能力をアドバイスします。

(1) なるべくわかりやすい言葉と端的な表現で
オンラインでのコミュニケーションでは一方的に話してしまうことがありますが、なるべくわかりやすい言葉で端的に話し、言葉のラリーをするようにしましょう。早口でしゃべると聞き取りにくい場合もあるので、ゆっくり話すことを心がけたり、話の途中で「ここまでで質問ありますか?」と相手に気遣いを見せたりすると会話がスムーズになります。

(2) 目線は対面でのコミュニケーションよりも重要
視覚から得られる情報が少ないことがオンラインでのコミュニケーションの欠点。その分目線は大切になってきます。キョロキョロせずに相手を見ることを心がけましょう。

(3) 見た目や環境にも配慮
オンラインだからと言って身だしなみへの配慮を欠かさないようにしましょう。また背景に余計なものが映らないようにするか、背景を合成するのが良いでしょう。

このコラムもおすすめ「オンラインでのコミュニケーションは難しい?失敗しないポイントをご紹介!」
URL:https://kyujin.imh-sol.co.jp/imh/column/A00522604164/CDcolumn_d.htm

■時代や環境の変化に対応するための柔軟性

新型コロナウイルスの影響により、日々時代や環境は変化しています。特にビジネスにおいては、デジタルイノベーションやITリテラシー、トレンドなど、変化のなかで働いているといっても過言ではありません。
すると当然、新たな環境にご自身で踏み出さなけれないケースがあります。これまでの経験や固定観念が通用しないといった壁にぶち当たった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか?
そんな時は、一歩下がって環境の変化を楽しんでみてはいかがでしょう。知らないことを新鮮な気持ちで受け入れて、自身のスキルやキャリアに落とし込み、新たな自身の強みに変えていくとおのずと成長につながります。固定概念だけにとらわれずに自身のスキルアップにつなげてみてください。

■時代のスピードに対応するための情報収集と自己成長

さて前段では、世の中の環境の変化に対応し、新たなことを受け入れる柔軟性についてご紹介しました。ここでは流行やトレンド、世の中の傾向など、仕事にかかわる情報を事前に集めて活用する情報収集力についてご説明します。

世の中にあふれる情報は、新聞やテレビ、ネットや口コミなど多岐にわたります。事象に対しての見解も賛否両論、なにが正解なのかわからないといったケースもありますね。
そこで、まず意識していただきたいのは、その情報は事実であるのかということです。世の中フェイクニュースばかりではありませんが、その事実は信頼できるのか?情報元はどこなのか?また、なぜ起きたのか?事実の裏にある真実とは?と表面だけ見るのではなく、その情報の裏側を考えてみることが大切です。
事象に対しての他人の見解に流されずに、自分で情報を精査する、ということが大切です。この繰り返しにより、ご自身に必要な情報というのが絞れてきます。また、繰り返すうちに効率的に情報収集でき、世の中やトレンドの先をイメージできるようになります。

■時代の先を読む!発想力と継続するための強い意志

では、前段でお伝えした、情報収集からご自身で取捨選択、精査したあとの最後のポイントです。世の中の変化に対応するために、ビジネスにおいてはご自身のアウトプットが重要になるケースがあります。世の中の豊富な情報を活用して、ご自身の見解や予測、考えを交えて、お仕事の展望やご自身の未来につなげていかなくてはなりません。そのためにも、アウトプット、いわゆる冒頭のコミュニケーションが必要になります。説明するための資料作成やプレゼン方法など技術を伴うこともありますが、本質は自分の考え方を相手に伝えるコミュニケーション能力が最後のカギになります。

世の中の変化のスピードについていくことはもちろんですが、変化のスピードとともにご自身が成長できることを目指すとよいでしょう。結果として、時代の先を読む発想力や新たな世の中でも、これまで以上に活躍できる環境にマッチできるのではないしょうか。

■まとめ

いかがでしょうか。世の中の変化に対応するために、「情報のインプット」「情報の精査・オリジナリティ」「情報のアウトプット」「アウトプットのコミュニケーション」のサイクルでヒューマンスキルを意識すると、これまで以上にニューノーマルな働き方へ対応できると思います。
また今回の考え方は、お仕事だけでなく、生活のあらゆる場面で活用できると思います。ぜひ、参考にしてくださいね。

前のコラムはこちら「年末に向けてお仕事まわりの大掃除をしよう♪」
URL:https://kyujin.imh-sol.co.jp/imh/column/A01116714925/CDcolumn_d.htm

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